AI・人工知能EXPO2021春

時間が取れたのでAI・人工知能EXPOに足を運んでみました。

昨年はコロナにつき控えたので2年ぶりの訪問。

2時間程度しか滞在出来ませんでしたが少し所感を。
(写真も撮らず帰ってきてしまったので文字ばかりですが、、、)

出展企業

感覚ですが、以前に比べて小規模企業の出展が減少したように思いました。コロナもあり、展示会に出展する資金的余裕のある企業も限られたんでしょうか。

そういえば、都の補助金でも区の補助金でも展示会出展に係るものは予算が余りがちだった記憶があります。今年度も募集されているので出展意思のある企業はお早めにお申し込み下さい。

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ページが見つかりませんでした | 公益財団法人台東区産業振興事業団

逆に通常通り出展している企業は小間数が大きくなった印象を受けました。通路を挟んで展開している企業も多くありましたし。

総務・人事・経理Weekも同時開催しているものの

会場は東京ビッグサイトでしたが、同日に総務・人事・経理Weekも開催されています。

しかしながら、今や経理における「AIを用いた自動仕訳」、総務における「AIを用いた契約書チェック」など、総務や人事、経理においてAIを使うことが段々と当たり前になっていくため、そもそも別イベントとして同日に開催するのはナンセンスなような気もしました。

AI・人工知能EXPOに行くつもりで東京ビッグサイト駅に降りたらそこは総務・人事・経理Weekの会場だったという悲しい事件もありました・・・。(AI・人工知能は青海会場)

中小企業にAIはまだまだ遠い世界?

安価なサービスも散見されましたが、安価なサービスは基本的にルールベースであり、一般的に「AI」と聞いてイメージされるような機械学習ベースのものは月数十万円以上が殆どでした。

仮にこれら機械学習ベースのAIを導入することにより2~3人分以上の仕事量を賄えるのであれば良いでしょうが、1~20人規模の企業だと1タスク1名の業務が多いと思われるため、1タスクをAIに任せたところでそこまでコストメリットはありません。むしろ1人採用した方が柔軟に任せるタスクを変更出来るので有益です。

中小企業でもAIを活用出来るようになるには、AIサービスがもっと安価で提供されるようになるか、人間のように柔軟に複数のタスクをこなしてくれるAIサービスが登場するかいずれかが必要だと考えます。価格競争に陥っても将来性が乏しくなるだけなので、出来れば後者の形で発展してほしいものです。

そのようなAIが出てきたとしても、それを使いこなせる人材が必要なのでハードルはまだ高いですが・・・。

雑感
この記事を書いた人

中小企業診断士として、様々な業種・事業規模の経営者の方をご支援しています。
「管理会計」と呼ばれる、未来を予測し、企業運営の物差しとなる目標を作る会計を専門にしています。
経営コラムでも管理会計の話を中心に、経営者に知っておいていただきたいことを身近な例を交えて紹介出来るように努めています。

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合同会社スタンド・マネジメント
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