インターン生の感じた「パワポ作りの奥深さ」

こんにちは!インターン生の服部です。

先日、代表社員の岡野よりパワポを使った資料作成について研修を受けてきました。

内容としては、

①【サッカーを知らない国の人にサッカーを教える場合の資料】

②【サッカーの普及を国のリーダーに提案する資料】

の2つの資料を3時間弱で作成し、岡野からフィードバックを受けるというものでした。

※サッカーは服部にとって馴染みのある題材なだけで深い意味はありません。

この研修を通して、パワポ作りの奥深さに触れることができた気がしたため、

インターン生の服部がこの研修を通して学んだこと2点と感想をお伝えします。

学び①「目的を分解して伝えたい事を決める」

「いきなりパワポを作るのではなく、スライド構成から考える」

というのはパワポ作りのコツとしてよく見かけると思います。私もこの通りにやってみようとしますが、いつも思うのは「スライド構成ってどう作るの?」でした。

しかし、今回の研修を通して私なりのスライド構成を考えるコツが見つかったため記載させていただきます。

それは、「目的を分解して必要な情報を決める」です。

私が作った【サッカーを知らない国の人にサッカーを教える場合の資料】と、それに対する岡野からのフィードバックを例に説明します。

上のスライドは私が作成したパワポの1部です。

このパワポの目的を「サッカーを知らない国の人でも試合をできるようにする」と置いて、

①:表紙②:映像③:スポーツとしての位置づけ
④:ルール⑤:ポジションごとの役割⑥:必要な道具

というスライド構成を行いました。

これに対する岡野からのフィードバックは以下の通りでした。

目的(サッカーを知らない国の人でも試合をできるようにする)を達成するためには、
①:サッカーの存在を知って貰う
②:サッカーに興味をもって貰う
③:最低限必要なルールを理解して貰う
の3つをクリアする必要があると思うけど、このパワポだと①サッカーの存在を知って貰うまでしかクリアできていないのではないか?

確かに、私の資料では「結局サッカーって何が魅力なの?」という疑問には答えておらず、「②:サッカーに興味を持ってもらう」をクリアしていません。

また、このままのルール説明では試合として成立しないため、「③:最低限必要なルールを理解して貰う」もクリアしていません。

このように、

「目的を達成するには?」という観点で目的を分解すると、「では必要な情報は何なのか?が明確になります。

そうなると資料の中身も決まり、スライド構成も作りやすくなると思います。

学び②「読み手が知りたい情報を考える」

次は、改めて難しさを実感した「読み手が欲しい情報を考える」という作業についてです。

これは私が作った【サッカーの普及を国のリーダーに提案する資料】と、それに対する岡野からのフィードバックを例に説明します。

上のスライドは私が作成したパワポの1部です。

私はこのパワポの目的を「国営でサッカー事業を始めてもらう」と置いて、

①:表紙②:映像③:スポーツとしての位置づけ
④:ビジネスモデル⑤:収益試算

というスライド構成を行いました。

これに対する岡野からのフィードバックは以下の通りでした。

  • 国営事業として提案するのであれば、事業収益よりも国全体で見た経済効果などの情報の方が必要なのではないか?
  • 国と一般企業では事業の判断材料が異なることをもっと意識した方が良い。

確かに国と一般企業では事業の判断材料が異なり、国が事業を進める際には事業収益だけでなく経済効果や公共の福祉なども大きな判断材料となります。

しかし、私のスライドでは「④:ビジネスモデル」や「⑤:収益試算」を紹介する一方、

経済効果や公共の福祉については触れておらず、読み手が知りたい情報を用意できていませんでした。

学び①にて、「目的を分解して必要な情報を決める」ことの重要性に触れましたが、

そもそも「読み手が知りたい情報を考える」ことが出来ていなければ、必要な情報であっても見逃してしまいます。

改めて、「読み手が知りたい情報を考える」ことの難しさと重要性を感じました。

感想「コンサルタントに求められるパワポ作りについて」

今回の研修で「パワポ作りの奥深さ」に触れたと同時に、コンサルタントとしてパワポを作ることはもっと難しいのではないかという想像が出来ました。

なぜなら、今回の研修ではパワポのテーマを私にも馴染みがある「サッカー」、とし読み手を「サッカーを知らない国」と仮定しているため基礎的な情報を多く記載しましたが、

コンサルタントに求められるパワポとは、誰も正解を知らない「企業課題」を題材にし、「事業のプロ」であるクライアントを読み手とします。これによって、求められる情報の専門性が格段に上がるからです。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。

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